
「楽器屋で試奏するのは、ギタリストとしての登竜門」 そんな言葉を耳にするたび、憂鬱な気分になっていませんか?
「下手だと思われたくない」「何を弾けばいいかわからない」「店員さんの視線が痛い」……。 その結果、欲しいエフェクターがあるのに楽器屋の周りを3周して帰る。そんな経験、私にもあります。
でも、断言します。初心者は、無理に試奏なんてしなくていいんです。 今回は、あえて「試奏せずに買う」ことが、実は合理的である3つの理由をお話しします。
理由1:楽器屋の「最高な環境」は、あなたの家にはない

楽器屋で試奏するとき、繋がれるアンプはたいてい「Roland JC-120(ジャズコー)」や「Marshall」の大きなキャビネットです。さらに、店員さんが一番いい音が出るように調整してくれます。
つまり、「お店で聴いた最高な音」は、あなたの家の練習用アンプでは再現できません。
- お店: 防音室 + 超高級アンプ = 最高の音
- 自宅: 6畳間 + 小型アンプ = 別の音
それなら、お店で数分間緊張しながら弾くよりも、YouTubeで自分と同じようなアンプを使っている人のレビュー動画をじっくり聴くほうが、よっぽど「実際に自分が使う時の音」に近い判断ができます。
理由2:YouTubeこそが「世界一の試奏室」

今の時代、世界中のプロギタリストや機材マニアが、高画質・高音質でレビュー動画を上げています。
- プロのデモ: そのペダルの「ポテンシャルの限界値」がわかる。
- 素人のデモ: 自分に近いレベルで鳴らした時の「リアルな音」がわかる。
ヘッドホンをしてこれらの動画を3本も観れば、楽器屋で5分間おどおどしながら弾くよりも、そのエフェクターのキャラクターを深く理解できます。
理由3:本当の「相性」は、1週間弾かないとわからない

エフェクターの本当の良し悪しは、自分のギターで、自分の好きな曲に合わせて、数日間じっくり弾き込んで初めてわかるものです。
楽器屋の数分間の試奏でわかるのは「なんとなく好きかも」という第一印象だけ。 逆に言えば、「見た目が好きで、YouTubeの音が好き」なら、それはもうあなたにとっての正解です。
もし買ってみて「なんか違うな」と思っても大丈夫。定番モデルならメルカリなどで高く売れます。「高いレンタル料を払って家で試奏した」と思えば、何の損もありません。
【実践】楽器屋でスマートに「試奏せず」に買う方法
それでも、楽器屋のレジに持っていくのは緊張しますよね。そんな時は、こう言いましょう。
「これ、動画で音を聴いて気に入ったので、在庫があればそのままください!」
これだけでOKです。店員さんは「お、下調べバッチリなお客さんだな」と思うだけで、下手だなんて1ミリも思いません。むしろ、動作チェックだけ店員さんにお願いすれば、あなたはただ眺めているだけで「完璧な1台」が手に入ります。

まとめ:大事なのは「手に入れて、練習すること」
試奏ができるようになるまで買うのを我慢するなんて、時間がもったいない! まずは手に入れて、家で誰の目も気にせず、思いっきり「ギュイーン!」と鳴らしてみましょう。
その1台が、あなたの練習を何倍も楽しくしてくれるはずです。



